<ボランティア情報誌「ボラナビ」を創刊。森田 麻美子さん>

 「小さくて、地味でも、素晴らしいボランティア活動をしている団体が多いんです。こうした活動を紹介する場をつくりたいと、フリーペーパー(無料情報誌)発刊に踏み切りました」 8月25日創刊の月刊誌は、B5判、16ページ。小規模作業所の手伝い、お年寄りへの弁当宅配スタッフ募集など、さまざまな情報を掲載し、1万5千部を印刷した。札幌市内のスーパーや書店に置いたほか、道内自治体の役場などでも手に入るようにした。道内では初の試みだ。

 札幌生まれ。北大3年生の時にアメリカに1年間留学。ボランティア情報誌「ニューヨーク・ケア」を読んで感動したことが頭から離れなかった。NHKのアシスタントキャスターとして、この春まで4年間働き、「切実なボランティア募集など、マスコミが取り上げきれない情報も多いことが分かった」。

 この5月、仲間に呼びかけて「ボラナビ倶楽部」を発足。ボランティアのナビゲーター(案内人)を目指そうという意味で、十数人が発刊準備に入った。最初、ボランティアという言葉の堅いイメージに抵抗があった、という。「もっと気軽な気持ちでいいんじゃないか、と考えています。でも、仲間と話していると、広く浸透している言葉なんだと実感しました。阪神大震災で若者が積極的に動いたせいだと思います」

 少しの蓄えでは刊行を継続できない。無料配布にするため、企業から協賛金を集めて回った。「情報誌は、出合いの場と思ってほしい。若者にこそ読んでもらいたい。」札幌市在住。26歳。

(1998年9月4日 北海道新聞朝刊)