地域食堂-釧路市
茶の間の様子
独 居の高齢者や親子連れ、勤務中の会社員など様々な方がお昼の時間に集まって、おしゃべりをしながら食事をする場所としてにぎわっています。楽しんでいただ くために、いくつか工夫しました。 まず、価格は 300円と格安にし、気軽に立ち寄れるようにしました。厨房に入る高齢者に煩雑にならないよう、メニューは1種類です。月初めにメニュー表を貼りだして、 お客さんには好きな献立の日に来ていただけるようにしています。そして常連さんには、毎月1回はお手伝いとしても参加していただけないかお声かけしていま す。外で働いたことがない方もいて、ボランティアとはいえ働く歓びと地域社会の一員として社会参加している実感をもたれるようです。また、小さなことです がとても大切なこととして、お客さん一人ひとりを名前で呼ぶよう心がけています。「自分の名前を憶えていてくれた」という安心感と満足感、この店に大切に されているという気持ちをもっていただくためです。食堂とお客さんの一体感も増すようです。(NPO 法人わたぼうしの家事務局長 工藤洋文さん)
参加者の声
主 人を亡くしてから一人で食事していて、メニューはかたよりがちです。でも地域食堂のお手伝いを始めてからは、当番の日の目覚めが違います。月に3回はお客 さん、1回はお手伝いです。生活の張りを生み出し、気持ちが若返ります。(80代女性)/他のお店では子どもは騒ぐことができませんが、地域食堂では誰も 怒らないし、おじいちゃんおばあちゃんが遊んでくれるので助かります。お母さん達の交流もあり、子育て情報の交換の場になっています。(子ども連れのお母 さん)
![]() ボラットカフェ-函館市 |
![]() 札幌市外 |
![]() 地域のお茶の間「かあちゃん食堂 たまりば」-江差町 |